カリフォルニア・レーズン協会 一般消費者向けページ

乳幼児とカリフォルニア・レーズン

乳幼児期の食事と栄養は、その後の人生の食習慣や心身の健康にさまざまな影響を与えます。良好な母子関係を築き、乳幼児の味覚の発達を促すためにも、離乳食やおやつは、できる限り手作りで、いろいろな食品を食べさせてあげましょう。

特に、生後9ヶ月以降になると鉄が不足しやすいため、子どもの食べる機能の発達に合わせて、鉄の多い食品を上手に取り入れる必要があります。この点、カリフォルニア・レーズンには、鉄や鉄の利用を良くする銅が含まれているだけでなく、乳幼児が好む甘味も素材本来のものですので、安心して食べさせてあげることができます。

乳幼児に不足しがちな鉄を補給

1日3回の食事がしっかり食べられる頃になると、鉄不足の乳幼児が多く見られます。鉄の不足が長期間続くと、精神的発達や運動能力の発達に悪影響があるため、意識してとりたい栄養素です。

比較的吸収されやすい動物性食品に含まれるヘム鉄(レバー、赤身の肉、魚)と、植物性食品に含まれる非ヘム鉄(カリフォルニア・レーズン、ホウレンソウ、納豆、ひじき)とをバランスよくとるよう心掛けましょう。  

噛む力がまだ不十分な場合は、レーズンを湯または水に漬けて柔らかくした後、水気を切って刻み、サラダや煮物にアクセントとして使うと良いでしょう。

鉄(可食部100g中)
レーズン 2.3mg
ほうれん草(生) 2.0mg
プルーン(乾燥) 1.1mg

※数値/日本食品標準成分表2020年版(八訂 )

乳幼児が好む甘味は天然のものを

赤ちゃんや子どもは、本能的にエネルギー源となる甘味を好みます。しかし、砂糖(ショ糖)のとり過ぎは、将来の肥満や生活習慣病、むし歯などの原因につながりやすいため、素材本来の甘味が楽しめる食品を利用することが望まれます。

カリフォルニア・レーズンの甘味は、そのほとんどがブトウ糖と果糖によるもので、おやつや料理のアクセントに使用するなど、健康的な食生活に安心して取り入れることができます。子どもが苦手な青菜なども、レーズンとあえれば食べやすくなるでしょう。

よく噛むことで健やかな発育をサポート

レーズンを食べる子供

最近、子どもの咀嚼機能の低下が問題になっています。離乳期から幼児期にかけては、さまざまな食品を食べて味覚体験を豊かにすると同時に、「噛むトレーニング」も忘れてはなりません。食べものをよく噛むことで、一つひとつの食材の味を覚え、おいしさを感じるようになります。

また、唾液の分泌が増すため、むし歯を予防したり、消化吸収を促す、脳の活動が活発になるなど、噛む力が子どもの健やかな発育に果たす役割は少なくありません。

噛みごたえのあるカリフォルニア・レーズンは、噛む力を育むのに適していますので、子どもの発育段階に合わせて上手に取り入れてみてください。

カリフォルニア・レーズンで虫歯予防

甘いものに目がない子どもにとって、気掛かりなのが虫歯です。虫歯は食生活だけが原因ではありませんが、長時間ダラダラと食べるような習慣や、砂糖(ショ糖)をとり過ぎると虫歯菌に感染しやすくなります。この点、カリフォルニア・レーズンの甘味はブトウ糖と果糖なので、おやつとして、また料理に加えるなど安心して食べられます。

さらに、レーズンに含まれるオレアノール酸には、虫歯や歯周病の原因となる菌の増殖を抑え、歯や歯ぐきの健康を保つ働きがあることが分かってきました。甘いものが食べたくなったら、カリフォルニア・レーズンの天然の甘味を楽しんでみてはいかがでしょうか。

健康な歯

乳幼児におすすめのメニュー

〈カリフォルニア・レーズン&ベジタブルペーストのサンドイッチ〉

カリフォルニア・レーズン&ベジタブルペーストのサンドイッチ

自分で持って食べ始める9ヶ月頃以降の乳児に、ぴったりの離乳食です。レーズンとほうれん草やかぼちゃは、からだがよろこぶ組み合わせ。中身のペーストだけでも、簡単な離乳食に!

ポイント
  • レーズンの甘味でほうれん草が美味しく食べられる。子どもが好きなかぼちゃもさらに美味しく食べられる
  • パンにはさまず、離乳食として食べても良い
  • 冷凍して約1週間保存可能

< 栄養価(1人分) >
エネルギー:105kcal  
ビタミンA(レチノール当量) 136μg  
ビタミンK:59mg

〈カリフォルニア・レーズンとさつまいものおやき〉

カリフォルニア・レーズンとさつまいものおやき

子どもが大好きなさつまいも。レーズンを加えて、砂糖は控え目、鉄分やミネラルも一緒に補えます。さつまいもをゆでた時に作っておけば、ちょっとお腹がすいた時にさっと出せる便利な作り置きおやつに。子育てママのダイエットおやつにもおすすめ!

ポイント
  • レーズンを使うことで、砂糖の使用が控えられる
  • この時期のおやつは食事の補食と考えるため、フルーツや芋、野菜などを使うことで、エネルギーや微量栄養素が補える
  • 冷めたものをラップに包み、冷凍すれば約1週間保存可能
  • 子育てママのダイエットおやつにもおすすめ

< 栄養価(1人分) >
エネルギー:80kcal  
炭水化物:18.1g  
脂質:1g(低脂肪)