カリフォルニア・レーズン協会 一般消費者向けページ

妊産婦とカリフォルニア・レーズン

妊娠を意識している女性は、母子の健康のために、妊娠をする前から適正な体重を維持し、バランスのとれた食生活を心掛けることが大切です。特に、妊娠中は非妊娠時や非授乳時よりも多くのエネルギーや各種栄養素が必要となる一方で、体重を上手にコントロールする必要があります。

妊娠中の栄養の過不足を防ぎ、赤ちゃんの健やかな発育を促すためにも、低脂肪で天然のミネラルが凝縮されたカリフォルニア・レーズンを、毎日の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

適正体重の維持に必用なエネルギー

20~30代の女性の間に増えている低体重(やせ)は、低出生体重児の増加や胎児の栄養不良の原因につながります。また、妊娠中期は、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの発症を抑えるため、急激な体重増加を防ぐ必用があります。カリフォルニア・レーズンには、妊産婦に必要なエネルギーやビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれている一方、普段の食生活で過剰になりやすい脂質はほとんど含まれません。個々に合ったエネルギーを確保するための選択肢として、カリフォルニア・レーズンをバランスのとれた食生活に取り入れてみてください。

母体の健康と胎児の発育に欠かせない葉酸と鉄

妊娠中は、母体の健康と胎児の発育を確保するため、十分なビタミンやミネラルが必要とされます。特に、妊娠初期には、神経管閉鎖障害発症リスク低減のため、葉酸を多く含む緑黄色野菜や豆類、果物などを積極的にとることがすすめられています。また、妊娠期に多く見られる鉄欠乏制貧血を予防するためには、動物性の食品に含まれるヘム鉄と、植物性食品に含まれる非ヘム鉄を上手に組み合わせてとる必要があります。カリフォルニア・レーズンには、妊産婦に欠かせない葉酸や鉄、カルシウム、カリウムなどのミネラルがまんべんなく含まれていますので、サラダやヨーグルトにプラスするなど、手軽に楽しんでみましょう。

妊娠後期の便秘は、食物繊維で解消

妊娠中は腸の働きが低下し、運動不足なども原因して便秘をしやすくなります。便秘の解消には、適度な運動を取り入れ、水分と食物繊維をたっぷりとることが大切です。カリフォルニア・レーズンには、腸を刺激することによって排便を促す水溶性と不溶性の食物繊維が含まれるほか、腸内環境を改善するフラクトオリゴ糖や、排便量を増加させ腸内通過時間を短くする働きのある酒石酸が含まれています。妊娠中の便秘予防に、ぜひカリフォルニア・レーズンを試してみてください。

妊産婦におすすめのメニュー

〈カリフォルニア・レーズンとアップルのジャム風 ライ麦パンのせ〉

カリフォルニア・レーズンとアップルのジャム風 ライ麦パンのせ

ちょっと甘いものが食べたくなった時に、簡単に作れる栄養バランスの良いおやつです。レーズンとりんごのシャリシャリ感が絶妙な、味も見た目もおしゃれな一品。パンの代わりにヨーグルトとの組み合わせもおすすめです。

ポイント
  • 甘いものが欲しくなる妊娠中に、砂糖を使わずにレーズンの甘味が楽しめてヘルシー
  • 電子レンジで手軽に作れ、作り置きも可能(保存期間:冷蔵庫で約1週間)
  • 雑穀パンと一緒にとれば便秘予防に有効な食物繊維が補え、ヨーグルトにかければカルシウム不足が補える。

< 栄養価(1人分) >
エネルギー:115kcal  
脂質:1g(低脂肪)  
食物繊維:2.3g

〈スチーム野菜 カリフォルニア・レーズンドレッシングを添えて〉

スチーム野菜 カリフォルニア・レーズンドレッシングを添えて

野菜そのものの味が楽しめるサラダです。レーズンを使い、油と塩分控え目のドレッシングは、どんな野菜とも相性抜群!葉酸や食物繊維も補えます。

ポイント
  • レーズンを使うことで、ドレッシングの油と塩分が控えられる
  • 野菜や豆などと一緒にとることで、妊娠初期に大切な葉酸や食物繊維が補える
  • 野菜を蒸すことで水溶性ビタミンの損失を抑え、体の冷えを予防・解消できる
  • レーズンペーストで作る時は大さじ1杯程度を使用

< 栄養価(1人分) >
エネルギー:100kcal  
葉酸:181μg  
食物繊維:5.9g  
ビタミンA(レチノール当量)155μg