■2018年09月27日■
カリフォルニア・レーズン協会 2018-2019年度マーケティング活動を発表
カリフォルニア・レーズン協会は、今期(2018年7月~2019年6月)の対日プロモーション活動計画について、去る9月18日(火)、ホテルメトロポリタンエドモント(飯田橋)において記者発表会を実施しました。
開会に先立ち、ジェフリー・マクニール駐日代表は、カリフォルニア・レーズンの業界にとって日本は最大の輸出国であり、重要な市場であることを強調しました。今年のレーズンの収穫量については、過去20年で最も少なかった2017年に比べ2018年は平年並の収穫量が見込まれていることに加え、猛暑だったものの天候に恵まれたため、現時点では、レーズンの品質は良好と見込まれていることを説明しました。
続いて、協会の古山博シニアマーケティングマネージャーが今期のマーケティング計画を発表。まず、業界向けの主な活動として、製パン技術者を対象とした「第27回ベーカリー新製品開発コンテスト」を実施、また、昨年開催し好評を得た、カリフォルニア・レーズンの前処理方法に関するセミナーを基にした「技術セミナー」の地方開催や「製菓・製パン関連展示会出展」も計画中と説明。また、「新製品開発、およびカリフォルニア・レーズン製品取扱企業、外食企業へのプロモーション支援」、「ニュースレター」の発行などを行います。また、カリフォルニア・レーズン製品の販売拡大に活用いただいている「消費者対象プレゼントキャンペーン」は、今秋に説明会を開催し、2019年春に実施いたします。
消費者向けの活動では、クッキングブロガーとスポーツブロガーで構成している「カリフォルニア・レーズンファンクラブ」の運営、「第13回全国高校生パンコンテスト」へ「カリフォルニア・レーズン部門」として協賛、また「スポーツイベント・消費者イベント」への協賛も継続していきます。
プロモーション活動発表に続き、ゲストスピーカーの早稲田大学先進理工学部 柴田重信教授による、「時間栄養学」と題した講演が行われました。最新の研究で明らかになってきた「体内時計の仕組み」や、「体内時計によい食事の内容」、一食目に食べた食事の内容が二食目の食後の血糖値に影響する「セカンドミール効果」、「血糖スパイクを予防する間食の摂り方」などについて、レーズンの栄養的特長にも触れながら、スライドを使い紹介しました。柴田教授の講演要旨は、下記の付記からご参照ください。
協会では、各種イベントや協賛プログラムなどを通じ、製パン・製菓をはじめ、外食、流通の各業界や消費者へ、積極的に情報を発信していきます。
※ 柴田教授の講演要旨は付記をご覧ください。
左:古山博シニアマーケティングマネージャー、中:ジェフリー・マクニール駐日代表、右:協会 福田久雄
早稲田大学先進理工学部 柴田重信教授
【付記】
1. 輸入統計・2018-2019年度マーケティング活動内容(PDF/435KB)
2. マクニール駐日代表、および柴田重信教授プロフィール(PDF/275KB)
3. 柴田教授の講演要旨(PDF/255KB)