カリフォルニア・レーズン協会 一般消費者向けページ

■2016年06月01日■

第一線で活躍する若林繁氏と尾形剛平氏を講師に招聘
「カリフォルニア・レーズンを使ったチョコレート製品アイデアセミナー」開催
~製菓・チョコレート製品製造に携わる技術者やシェフ、開発者など、計161名が参加~


カリフォルニア・レーズン協会は、「カリフォルニア・レーズンを使ったチョコレート製品アイデアセミナー」を、5月18日(水)に東京(ドーバー洋酒貿易株式会社 講習会場)、5月25日(水)に大阪(株式会社前田商店 講習会場)の2会場で開催いたしました。本セミナーは、バリーカレボージャパン株式会社の特別協賛をいただき、カレボーチョコレートとカリフォルニア・レーズンやレーズンペーストの新たなコラボレーションやアイデアを提供することを目的として企画し、菓子・チョコレート製品製造に携わるすべてのシェフや技術者、および開発者などを対象に参加者を募集した結果、東京会場246名、大阪会場155名と各定員数を大幅に超える応募がありました。その中から、合計161名(東京107名、大阪54名)が参加し、盛況裡に開催されました。

講師は、当協会主催の「カリフォルニア・レーズン洋菓子新製品開発コンテスト」で2度入賞した経歴を持つ、ル ショコラ ドゥ アッシュ シェフ ショコラティエ 兼 フォルテシモ アッシュ 常務取締役の若林繁氏と、バリーカレボージャパン株式会社 チョコレートアカデミー東京 責任者 兼 テクニカルサポートの尾形剛平氏という第一線で活躍中の2名が務めました。

セミナーの第一部は、尾形シェフが「ベル・マセドワヌ」、ボンボンショコラの「サンドウィッチ・オ・レザン」と「キャラメル・レザン・オ・ロム」の3品を、それぞれのレシピに使用したチョコレートの特性や味の特長を解説し、細かい工程や効率の良い作業方法などの説明を交えながら実演し、試食を提供しました。「パン・オ・レザン アンディヴィジュアル」、「ウィークエンド・ドーナッツ」の2品は、作り方のポイントを説明しながら、仕上げの工程を行いました。午後からの第二部で、若林シェフは実演の前に「レーズンを使うからこそ美味しいチョコレート菓子にしたかった。また極力シンプルな工程にしている」と述べ、「カフェ・オ・レザン」、「テリーヌ・オ・ショコラ・レザン」、「メルティー ショコラ」の3品を、レーズンの前処理や工程のポイントなどの説明を加えながら実演し、それぞれの試食を提供しました。「ブリュイヤール」と「リーニュ」の2品は、ポイントの説明と仕上げの実演を行いました。両シェフともに、レシピに合わせてカリフォルニア・レーズンを粒のまま、刻んで、またペースト状と使い分け、レーズンの魅力を最大限に活用していました。また、レーズンの前処理についても、濃縮果汁や数種類のリキュールを使い漬け込み、複雑な味わいに仕上げる事で、それぞれのレシピの味に付加価値を加える工程についても詳細に説明していました。

受講者は、熱心にメモを取り、試食の写真撮影をするなどしながら、講師の説明に真剣に聞き入っていました。また、受講者からは、製造工程に関する質問に加え、自身が製品開発や製造での悩みの解決策から両シェフが考える洋菓子店のこれからの展望まで、多岐に渡る質問が投げかけられ、活発な質疑応答が行われました。セミナー終了後も、両講師の前には受講者の長い列が出来ていました。

実演に先立ち、マクニール駐日代表は、「業界を代表する講師のお二人に、健康的な食品として多くの消費者に受け入れられているレーズンと、カカオのポリフェノールやプロテインの機能性が広く認知されて人気も高いチョコレートを使った素晴らしいレシピを考案して頂きました。本日ご紹介する技術や開発のアイデアなどを、これからのハロウィーンやクリスマス、またバレンタインデーやホワイトデー向けの製品開発に役立てて頂きたいと思います」と述べました。続いて、後援者であるアメリカ大使館 農産物貿易事務所のネルソン所長は、「カリフォルニア・レーズン業界が日本でプロモーション活動を始めた約60年前と比べると、その消費量は18倍にもなりました。現在、日本で消費されている約90%がカリフォルニア産であることが、カリフォルニア・レーズンが安心・安全な原料であると消費者が認識していることを示しています」と加えました。

また会場外のロビーでは、カリフォルニア・レーズン、ザンテ・カランツ、レーズンペーストやレーズン濃縮果汁、カレボー チョコレートなどの展示コーナーを設け、休憩時間やセミナー終了後には、多くの受講者が試食をしていました。

協会では、今後もカリフォルニア・レーズンに関わる各種イベントやプログラムなどを通じ、製パン・製菓業界、また外食、流通の各業界に、カリフォルニア・レーズンの特長を積極的に啓発していきます。

<最後まで熱心に講師の話を聞く受講者(東京会場)>

<最後まで熱心に講師の話を聞く受講者(東京会場)>

<尾形シェフ(左)と若林シェフ(右)と作品>

<尾形シェフ(左)と若林シェフ(右)と作品>

※写真は各種、データでご用意しています。必要な方は、PR担当へご連絡ください。

<このニュースリリースのお問い合せ先>

株式会社フリーマン 担当:藤井・長妻
TEL 03-5280-1351/FAX 03-5280-1357 / E-mail:fujii@freeman-pr.com


カリフォルニア・レーズンを使ったチョコレート製品アイデアセミナー
実 施 要 項

【開催日時】 東京:2016年5月18日(水)  9時15分〜16時30分(9時開場・受付開始) 
大阪:2016年5月25日(水)  9時15分〜16時30分(    〃     )

プログラム

9:15

開会

9:15
〜9:30

主催者挨拶:カリフォルニア・レーズン協会駐日代表 ジェフ マクニール
後援者挨拶:アメリカ大使館 アメリカ農産物貿易事務所 所長
      レイチェル ネルソン氏

9:30
〜12:30

第1部(尾形シェフによる講義と実演)
作品① ベル・マセドワヌ(実演・試食)
作品② ボンボンショコラ/サンドウィッチ・オ・レザン(実演・試食)
作品③ ボンボンショコラ/キャラメル・レザン・オ・ロム(実演・試食)
作品④ パン・オ・レザン アンディヴィヴィジュアル(説明のみ)
作品⑤ ウィークエンド・ドーナッツ(説明のみ)

12:30
~13:15

休憩・昼食

13:15
~16:15

第2部(若林シェフによる講義と実演)
作品① テリーヌ・オ・ショコラ・レザン(実演・試食)
作品② カフェ・オ・レザン(実演・試食)
作品③ メルティー ショコラ(実演・試食)
作品④ ブリュイヤール(説明のみ)
作品⑤ リーニュ(説明のみ)

16:15
~16:30

質疑応答

16:30

閉会

【会  場】 東京:ドーバー洋酒貿易株式会社 講習会場(東京都渋谷区代々木上原)
大阪:株式会社前田商店 講習会場(大阪市中央区)
【対  象】 製菓に携わるすべての技術者やシェフ、および開発者(個人店から製菓・製品メーカー、またホテルやレストランなどチョコレート製品の販売やメニュー提供をしている外食企業の従事者)
【募集人数】 東京: 100名 / 大阪: 50名
【参加人数】 東京: 107名 / 大阪: 54名
【主  催】 カリフォルニア・レーズン協会
【後  援】 アメリカ大使館
【特別協賛】 バリーカレボージャパン株式会社
【協  力】 一般社団法人日本洋菓子協会連合会、協同組合全日本洋菓子工業会、
ドーバー洋酒貿易株式会社、株式会社前田商店